健康に良い「ヨーグルト」の食べ方とは【科学的根拠あります】
こんにちは、にこやです。
「ヨーグルトは体にいいんだよ!」なんて言葉があります。
今回、その事実を裏付けるような論文をゲットしました。結構面白かったので、紹介します。
本記事の内容
- 健康にいい「ヨーグルト」の食べ方とは
- 結論:「ヨーグルトファースト」は健康に良い!
と思って遠慮していましたが、それは間違いだったなと気づきました。
若いうちから生活習慣病予防、しておきたいですよね。
健康にいい「ヨーグルト」の食べ方とは
ヨーグルトは食事「前」と「後」どっちでもいいの?
結論どっちでも良いですが、より効果的にするには「食事前」に食べましょう。
今回紹介する論文は、こちら。
こちらの研究では、対象者を以下に分けて食後血糖値を測りました。
グループ分け
- ①ご飯だけを食べるグループ
- ②ご飯の前に野菜サラダを食べるグループ
- ③ヨーグルトの前にご飯を食べるグループ
- ④ご飯の前にヨーグルトを食べるグループ
対象は20名の健康な男女です。
以下の頻度で血糖値を測っていきました。
血糖測定のタイミング
- 食事前
- 食事後15分
- 30分
- 45分
- 60分
- 90分
- 120分
結果:血糖が一番上がらなかったのは④のグループ
研究の結果、最も血糖値の上昇が少なかったのが④の「ご飯の前にヨーグルトを食べるグループ」だったのです。
それぞれ見ていきます。
①のグループ
①は「ご飯だけを食べるグループ」です。
食べ始めて15分後から血糖値はトップを独走。
それは90分後まで続き120分後に112.9±14.1と落ち着きました。
②のグループ
②は「ご飯の前に野菜サラダを食べるグループ」です。
血糖値の上がりは非常に緩やかで、食後60分で最大血糖値が125.7±14.8でした。
その後も緩やかに低下していきました。
③のグループ
③は「ヨーグルトの前にご飯を食べるグループ」です。
②と比べると血糖値の上昇が目立ちました。食後45分で最大血糖値が129.2±16.0です。
その後、120分の時点で105.4±15.5まで減少しました。
④のグループ
④は「ご飯の前にヨーグルトを食べるグループ」です。
こちらが最も血糖値の上昇が緩やかでした。食後45分で最大血糖値が125.4+16.6。
その後、緩やかに低下していきました。
研究結果からの考察
最大血糖値だけでみると、食事の前に野菜かヨーグルトを食べる方法が最も有効であるように思います。
ただ一つ異なるのが、その先行研究では「酢」と「オリーブオイル」が食後血糖値を抑制するのではないかと言われていたのに対し、今回の研究ではサラダにドレッシングを使っていない点です。
さて本題に戻りますが、本研究で結論づけられているのは以下です。
- 食事と一緒にヨーグルトを食べることは食後高血糖状態を抑制する
- これは食事前にサラダを食べるのと同じかそれ以上の抑制作用を示す
- ヨーグルトを食べることで、加齢や加齢に伴う病期の進行の予防に寄与する可能性がある
今回の研究対象者は健康な男女20名でしたが、実際の血糖値を見てみても「食後高血糖」となっているデータはひとつもありませんでした。
なので正直、健康でお若い方にとってはあまりメリットがないようにも思えます。
体型や甘いもの好きといった嗜好によって「糖尿病予備軍とかって言われたことあるな・・・」なんて人は、ヨーグルトファーストな生活を試して見る価値は十分にあると思われます。
また、健康以外にも「眠気」や「集中力」に食後血糖値は関わってくるという報告もあるので、その点血糖の上昇を防ぐことは意味があります。
結論:「ヨーグルトファースト」は健康に良い!
「食前のヨーグルトの摂取が健康に良い」という話を文献を用いて紹介しました。
今回は比較的「血糖値」が気になる方や中高年の方にメリットのある情報でしたね。
次は、若い人にもメリットのある情報を提供していきます。
また今回は「なぜ高血糖が健康に良くないのか」というところまで追求していないので、これは別記事にまとめますね。
(出来上がり次第、こちらにリンクを載せます。)
それでは、今回は以上です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました(*^_^*)
参考文献
人気記事【ヤーズ・ヤーズフレックス】ピルで避妊できている人とできない人がいる理由【大事な話】