現代、結婚する人たちが減ってきています。
その背景には考え方の多様化があると言われていますが、果たして本当にそうでしょうか。
実は、みな「人を愛せなくなってきている」だけなのではないでしょうか。
本記事の目次
- 結婚できない人が考えている大きな間違い
間違い1:「自分は結婚できない性格だ」と考えている
間違い2:素敵な人と巡り会えない・・と思っている
間違い3:私に魅力がないからだと思っている - 結婚できない一番の理由は「あなたに人を愛する能力がない」ことです
・「自分は誰かを心からを愛せる」と自信を持って言えますか?
・自分自身のことを愛せない人は人を愛せない
・まずは自分のことを好きになろう - 結婚できる自分になるために努力したい3つのポイント
努力1:自己肯定感を高める
努力2:自分に投資して自分の価値を磨く
努力3:自分が相手に対して何ができるだろうと考える - まとめ:結婚できない理由は私たちが未熟だからです
今回は「結婚できない人がどのような背景や問題を抱えているのか」について言及していきいたいと思います。
愛についてのバイブル「愛するということ」という一冊の本を参考にしました。
こちらもまとめてどうぞ↓
「愛するということ」書評
【書評】エーリッヒ・フロム「愛するということ」を通じて「愛」を探求する
「人をうまく愛せない」「人より自分を優先させてしまう」「愛ってどういうこと?」人から愛される方法は学ぶのに、他者を愛する方法は学べない現代に一石を投じる一冊。愛とは技術。全てはその言葉に集約され、そして語られる。フロムの語る「愛」は私たちに足りないすべてなのかもしれない。
ぜひ最後まで、お読みください(_ _)
結婚できない人が考えている大きな間違い
- 「自分は結婚できない性格だ」と考えている
- 素敵な人と巡り会えない・・と思っている
- 自分に魅力がないからだと思っている
上記が「結婚できない人が考えている大きな間違い」です。順に解説していきいます。
間違い1:「自分は結婚できない性格だ」と考えている
能力と性格はリンクするものなので、人を愛せるようになれば性格も自ずと変わってくるものですが・・・
つまり性格は生まれ持ったもの+育ってきた環境が大半ですが、能力は後から努力で獲得できるものです。
人を愛せないのは生まれ持った性格のせいだ、というのは大きな間違い。
人を愛するために必要なのは「愛する能力」であり、それは自分の努力で手に入れることができるのです。
間違い2:素敵な人と巡り会えない・・と思っている
自分のことしか考えられていない人は、相手のことを「この人は私になにをもたらしてくれるかな」と考えます。
上記のような考えをしているうちは、到底結婚までいかないし、仮に結婚をしてもすぐに離婚し不幸の道に進んでいくでしょう。
その思考を突き進んでいくと、つまりは「お買い得商品」を探していくような感覚になりませんか?
というようにです。
人を愛せる人は、全く逆の思考をします。
つまり「私はこの人に何を与えてあげられるだろう」という考え方です。
間違い3:私に魅力がないからだと思っている
自分の魅力云々が大事と勘違いされやすいのは、現代のメディアにも原因があります。
- 「モテる会話術」
- 「こんな人は魅力的に思われる!」
上記のような特集がくまれている雑誌やサイトを幾度となく目にしてきたでしょう。
知らず識らずにうちに、私たちは「自分に魅力がないと人間関係がうまくいかない」と思い込んでしまっています。
しかし本当に大切な要素は「人を愛すること」。
人間関係を良好にしていく上では、外見の魅力より内側の魅力、つまり「愛する能力」を磨くことのほうがよっぽど重要なのです。
結婚できない一番の理由は「あなたに人を愛する能力がない」ことです
さて、「愛する能力がないとだめなんだな」ということがなんとなく分かったと思います。
この章では、より深く「愛する能力」について話していきますよ。
「自分は誰かを心からを愛せる」と自信を持って言えますか?
人を愛するために必要なことはとても沢山ありますが、中でも一番重要なことをお伝えします。
それは「自分を愛していない人は他人を愛せない」ということです。
自分自身のことを愛せない人は人を愛せない
- 人からなにかを得ようとする人
- 自分の都合よく物事を運ぼうとする人
- 人の利益より自分の利益を考えようとする人
上記の人は俗に「利己的である」という言い方をしますよね。
利己的な人は、自分のことが好きすぎのナルシストだから自分の利益しか考えないのだ、と思われがちですが実は違います。
利己的な人の正体は、「自分のことを愛せていない孤独な人」です。
自分のことを心から好きで居られないから人からなにかを得て自分を満足させようとする。しかし、どんなに素晴らしいものを受け取っても満たされません。
自分を満たすのは、いつだって自分自身だからです。
満たされない自分から、相手になにかを与えることができるでしょうか。
当然、できないですよね。
自分のことを好きになって、自分自身が満ちたところから人を愛することが始まります。
まずは自分のことを好きになろう
自分のことを好きになるためには、ありのままの自分を受け入れることが必要です。
- 人より可愛くないけど私には私の魅力がある
- 同期より成績悪いけど、この部分では絶対に負けないと思う
誰しも抱くコンプレックスは、自分の強みに変えて。
他人の芝はより青く見えることを肝に念じ、自分のことを受け入れてあげて下さい。
結婚できる自分になるために努力したい3つのポイント
- 自己肯定感を高める
- 自分に投資して自分の価値を磨く
- 自分が相手に対して何ができるだろうと考える
上記が魅力的な自分になるために努力すべきポイントです。順に解説していきます。
努力1:自己肯定感を高める
「ありのままの自分で良いのだ」という認識です。
それはつまり「飾らない自分でいることの勇気」であるとも言い換えられます。
人の評価を気にせず生きていけたら、自己肯定感というものはぐっと高まるものです。
だからといって、突然他人の目を気にしないようにするなんて難しいですよね。
見てくれが大事だと教え育てられてきた人には酷な話です。
「人の目を気にせず生きていきたい」と考えている人におすすめしたい本があります。
D・カーネギー著「嫌われる勇気」
「嫌われる勇気」書評
【対人関係の悩みは一瞬で解決できる】アドラー心理学『嫌われる勇気』【要約&まとめ】
『嫌われる勇気』とは、一体何を説いているのか。その本質は、ずばり「課題の分離」にあると考えます。対人関係に悩むあなたに読んでほしい、そんな一冊です。対話形式で進んでいくので、非常に分かりやすく、読みやすい。「アドラー心理学」ってなんか難しそう、という印象はこの本には当てはまりませんよ。
あなただけの学びもあるはずなので、ぜひ読んでみて下さい。
努力2:自分に投資して自分の価値を磨く
投資内容はなんでもいいです。
- 外見を磨く
- 資産になる経験をする
- たくさんの知識を身につけるために本を読む
私はこんなに充実した生活を送っているのだ!という認識をもつために、細々とした目標をもつことも大事ですね。
例えば「今月末、髪の毛を切りに行くからそれまで仕事を頑張りながら理想の髪型を見つけよう。」みたいな感じです。
どんなときでも前を向いて頑張っている人は、結婚してからも壁にぶち当たったら努力して解決に向かうことができるでしょう。
意識と努力で、前を向き続けることができます。
努力3:自分が相手に対して何ができるだろうと考える
これは自分自身を認めて全てを受け入れた人にしかできないことです。
加えて、自分が消耗してでも相手になにかを与えられたらそれは本物の愛だと言っていいでしょう。
すぐにそこまでいかなくても、「私は今相手になにができるかな」と考えるだけで一歩ずつ成長することができます。
「一日一善」なんて言葉があるように、自分にできることはなにか少し意識するようにしてみてください。
まとめ:結婚できない理由は私たちが未熟だからです
結婚できないのは、相手や自分の性格ではなく「人を愛する能力が足りない」からだという事実は私たちに希望も絶望も与えるかもしれません。
でも、努力すれば手に入れることができます。
ぜひ、自分のことを好きになるところから始めてみて下さい。
老後も意識して
しかし、老後のことを考えると独り身でいることに限界を感じざるを得ません。
それは経済的にも、心の裕福的にもです。
病院に勤務している関係で独り身の限界を沢山見てきました。
私は、人を愛して心身ともに充実した生活を送りたい。
そのために、この記事に書いたことを常日頃から実行しています。
ぜひみなさんも、一緒に頑張っていきましょうね。
コメント