【介護ケア】「ポジショニンググローブ」の使い方を徹底解説!【お役立ちグッズ】

みなさんこんにちは、にこやです。

今回は、安く手に入れることができ、かつケアに絶大な効果をもたらす「ポジショニンググローブ」を紹介していきます。

本記事の内容

  • 「ポジショニンググローブ」とは
  • なぜ「ポジショニンググローブ」が有益なのか
  • どんな場面どのように使ったらいいのか

実際、病院では日常的に使われています。むしろ、寝たきり患者様に対しては必須といっても差しつかええないものです。

そんな病院で行われているケアが、自宅でも行えたらすごく良いですよね。

それではみていきましょう!

目次

「ポジショニンググローブ」とは


ポジショニンググローブとは、一言でいうと「除圧」を簡単にできるグローブを言います。

除圧って?

除圧とは、圧を逃すことをいいます。

みなさんは、寝ている間無意識のうちに寝返りをうっていますよね。
ですが、自分の力で寝返りを打つことのできない人は、ベッドにいる間ずっと同じ大勢でいることになります。

すると、どうなるでしょうか。

長い時間皮膚が圧迫され、その絶妙な摩擦によって「褥瘡(じょくそう)」、つまり「床ずれ」が発生してしまうんです。

  • 背中の脂肪が薄い
  • 骨が出っ張っている部分がある
  • 皮膚が乾燥しており、非常に弱い

これらが、褥瘡の要因になります。

褥瘡が起こるとまずいこと

感染症を引き起こすことがあります。

健康な成人であればたいしたことのない感染症でも、免疫力・体力ともに低下した高齢者であればどれだけ重症化するかはお分かりでしょう。

あとは当然、皮膚が剝けるわけなので苦痛(痛み)が発生します。
重症化すると、手術が必要になることも。

なので、本人の安楽と、感染予防の観点で褥瘡発生予防が非常に大切。
そして、その予防にとっても役立つアイテムが、今回紹介する「ポジショニンググローブ」です。

なぜ「ポジショニンググローブ」が有益なのか


これは、褥瘡の予防方法を知ればおのずと理解できます。
褥瘡発生予防のために行われている方法としては、以下の3つがあります。

  • ①除圧(体位交換)
  • ②環境整備
  • ③皮膚の保湿

具体的に見ていきましょう。

予防その①:除圧(体位交換)

褥瘡発生予防に一番欠かせないのが、除圧です。

長時間、同一部位に圧がかかっている状態が良くないので、定期的に圧を逃がしてあげる必要があります。
病院では、2~3時間毎に体位交換を実施しています。

例)右側臥位→フラット→左側臥位→車いす

みたいな感じで。

※側臥位=横向きです。右側臥位=右向きの姿勢、左側臥位=左向きの姿勢。

車いすに座っているのも、背中の圧を逃がしてあげられるので非常に有用です。
ただし、その場合も長時間ではお尻付近の皮膚の摩擦につながってしまうので、適度な時間に限定する必要があります。

ここで疑問です。

いずれの体勢でも、本当に身体が浮いているのかって目で分かりますか?

結論、見ただけでは絶対分からないですよね。
実際に、手を身体の下に入れて確認してみる必要があります。

正直、そんなの確認しなくても大丈夫でしょ。

という意見もあると思いますが、経験的に意外としっかり除圧できていないことが多いです。

特に、フラット→ギャッジ(頭部を上げること)したときの背中の圧なんかは全然除圧できていません。

そんな時に、このグローブの本領が発揮されます。
これを手に装着し、身体の下にするっと挿入します。

こちらが参考になります。

実際に体験したことがあるのですが、これをする前とした後では、身体の楽さが全然違います。
私が親の介護をする立場になったら、絶対にグローブを使用しますね。

予防その②:環境整備

皮膚が弱く栄養状態も悪い場合、ほんのちょっとした接触でも褥瘡になってしまうことがあります。

例を挙げますね。

  • 心電図モニターの線
  • おむつの過度なしめつけ
  • 身体の下に入り込んでいるもの

おむつのしめつけでも褥瘡になるの?!と驚かれるかもしれませんが、なります。
適切なサイズの選択と、締め付けすぎない工夫が褥瘡予防には必要です。

あとは、除圧にもつながってくるものですが「体交枕」と呼ばれる枕を使います。
どこに使うかというと、身体の左右や足の下、腰の下、などです。

病院では日常的に使っていますが、在宅ではどうなのでしょう。

私は使った方が良いと思うのですが、少しお値段がするものなのでないご家庭も多いかもしれません。
それに、一つあればいいものでもないです。
一応、紹介しておきますね。

体交枕:ピーチ

こちらを何個か足の下に敷いて踵を浮かしたり、身体の横に差し込んで体位交換をしたりします。

絶妙なクッション性で、退院後に自宅でも使いたい、と購入される方もいるくらいです。

予防その③:皮膚の保湿

皮膚が乾燥していると、ちょっとの擦れや圧迫で傷ができやすくなってしまいます。
それは褥瘡にも繋がるので、保湿がとても大事です。

その保湿にとっても有用なのが、ワセリン。
背中や腰やお尻、踵など褥瘡のできやすい部位にワセリンを塗り、確実に保湿を行います。

現在乾燥していなくても、ワセリンを塗るのと塗らないのでは水分保持能力が異なるという研究もありますので、塗ったほうが予防になるのは確かです。

ワセリン

どんな場面でどのように使ったらいいのか


色々ありますが、主に

  • 体位交換したとき
  • ベッドの頭部をギャッジしたとき
  • 夜間体位交換できずフラットで寝ている時

などです。

実際にやっていただければ分かるのですが、ポジショニンググローブを使うと本当に簡単に除圧ができるのです。

褥瘡予防に限らず姿勢が大変そうだな、などと気づいた時にやっていただくのがいいと思います。

まとめ

以上、「ポジショニンググローブ」の解説でした。

  • 「ポジショニンググローブ」は褥瘡予防に効果的
  • 姿勢を直すとき、使用者の負担軽減にもなるアイテム
  • 褥瘡予防には、加えてワセリンや体交枕もあると良い

実際に病棟で使ってみてすごく役に立つなと思うし、実際にご家庭で介護をされている方でも簡単に使え、負担軽減にもなるアイテムです。

そこまで高くないので、悩んでいる方は是非使ってみてください。

ポジショニンググローブ

また、+αとして体交枕なども使い姿勢の工夫ができたらいいですね。

今回は以上です。また、おススメグッズがあれば紹介していきます。
それでは!

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