【低用量ピル】「マーベロン」ってどんな薬?

ピル

こんにちは、にこやです。

今回は、低用量ピル「マーベロン」について解説していきます。

本記事の内容

  • 「マーベロン」の成分・働き
  • 「マーベロン」の効果・副効果
  • 「マーベロン」の飲み方・注意点
低用量ピルとは、エストロゲン量が50μg未満のピルをいうのでしたね。

執筆にあたっては、以下を参考にしました。

それでは見ていきましょう。

「マーベロン」の成分

  • ①黄体ホルモン:デソゲストレル(DSG):0.15 mg
  • ②卵胞ホルモン:エチニルエストラジオール(EE):0.03 mg

マーベロンには、この2種類のホルモンが含まれています。

①デソゲストレル(DSG)

デソゲストレル(DSG)とは、第3世代の黄体ホルモン薬です。
以下の特徴があります。

  • 黄体ホルモン活性・子宮内膜活性が強く、不正出血を起こしにくい。
  • 男性ホルモン様作用が弱いので、ニキビや脂漏を生じることが少ない。
  • 血栓症のリスクが第1・第2世代に比べ2倍ほど高いと報告されている。

②エチニルエストラジオール(EE)

エチニルエストラジオール(EE)は合成エストロゲン薬です。
ホルモン療法として使われ、前立腺がんや、乳がんの治療に使われたりします。

2種類のホルモンの働き

経口避妊薬として使われるのですが、他の経口避妊剤の投与が適当でないと考えられる場合に投与を考慮すること、ときめられています。

なぜなら、先程もあったように他のピルと比べて血栓リスクが高いからです。

では次に、マーベロンの作用と副作用についてみていきましょう。

「マーベロン」の作用・副作用


作用と副作用をそれぞれ説明します。

「マーベロン」の作用

以下の作用で避妊効果を発揮します。

  • ①排卵抑制作用(主作用)
  • ②子宮内膜変化による着床阻害作用
  • ③頸管粘液変化による精子通過性阻害

①、②、③と3つありました。
以下で、それぞれの具体的な作用を説明します。

①排卵抑制作用

連続して服用することで、血中の黄体・卵胞ホルモン値が一定になります。
→その結果、脳下垂体前葉ゴナドトロピン分泌の生理的パターンが阻害されます。
→ゴナドトロピン分泌の減少により、排卵が抑制されます。

②子宮内膜の性状変化による着床阻害作用

連続して服用することで、子宮内膜の性状が変化します。
→その結果、受精卵の着床が阻害されます。

③子宮頸管粘液の変化による精子通過性阻害作用

連続して服用することで、子宮頸管粘液の性状や組成の変化が起こります。
→その結果、子宮内への精子の通過が邪魔されます。

要は、「排卵させない」「精子を通させない」「受精しても着床させない」ということです。

「マーベロン」の副作用

副作用として、いくつかマイナートラブルが発生すると報告されています。

マイナートラブルの症状

  • 悪心(気持ち悪さ)
  • 乳房痛
  • 頭痛
  • 不正性器出血
  • 嘔吐
  • 倦怠感
  • 下痢
  • 腹痛

女性1,011例(14,378周期)を対象に行われた実験があります。
マーベロンを服用し、副作用が報告されたのは258例(25.5%)でした。

約3割弱の人にマイナートラブルが現れていたことになります。

だいたい1~3か月程で治まってくるものなので、あまり心配しなくても大丈夫です。
頻度は少ないですが、より重大な副作用に「血栓症」があります。

血栓症

血栓症といっても、四肢血栓症、肺血栓症、脳血栓症、網膜血栓症、などと様々です。下記に代表的な症状を挙げます。

血栓症の症状

  • 下肢の急激な痛み、腫れ
  • 突然の息切れ、胸の痛み
  • 手や足に突然力が入らなくなった、痺れてきた
  • 突然目が見えにくくなった

このような症状が現れたら、速攻服用を中止して、医療機関を受診してください。

もう少し詳しく知りたい方は、下記のリンクにまとめましたので是非ご覧ください。

「血栓症」をもっと詳しく知りたい方へ

怖い病気ですが、妊婦さんよりリスクは少ないです。

「マーベロン」の飲み方・注意点


マーベロンの飲み方と、それに伴う注意点を解説します。

「マーベロン」の飲み方

飲み方には2通りあります。

マーベロン21<21錠製剤>

  • 1日1錠を毎日一定の時刻のみます。
  • 21日間連続服用して、その後7日間休薬します。
  • これを1周期とし、避妊する期間繰り返し行います。

マーベロン28<28錠製剤>

  • 1日1錠を毎日一定の時刻に飲みます。
  • 白色の錠剤を21日間連続服用して、続けて緑色の錠剤を7日間、合計28日間服用します。
  • これを1周期とし、次周期以降は消退出血の有無にかかわらず、引き続き白色の錠剤から服用します。

28錠タイプだと、休薬期間はありません。
通常、緑色の錠剤を飲んでいる間に月経(消退出血)が来ます。

管理しやすいのは、28錠タイプ

理由:管理がとても楽だから。

「薬を飲み忘れてしまいそう・・。」

このような不安のある方は、休薬期間のない「28錠タイプ」の方が良いです。

21錠タイプだと「休薬して今何日目か」を覚えておく必要がありますよね。
メモも面倒くさいし、忘れる度いちいち思い出すのも面倒くさい。

なので、休薬期間がなくひたすら毎日1錠ずつ飲む必要のある、28錠タイプの方が管理が楽なのです。

「マーベロン」を服用するときの注意点

避妊効果を確かなものにするため、以下に注意してください。

  • 毎日一定の時刻に服用すること。
  • 初めて服用する場合、月経第1日目から服用を開始すること。
    (服用開始日が月経第1日目から遅れた場合、妊娠する可能性があります。その場合、最初の1週間は他の避妊法を併用してください)
  • 白い錠剤を飲み忘れた場合、翌日までに気付いたならば直ちに飲み忘れた錠剤を服用し、その日の錠剤も通常どおりに服用します。
  • 2日以上連続して飲み忘れがあった場合は服用を中止し、次の月経を待ち再度最初から服用してください。
    (飲み忘れにより妊娠する可能性が高くなるので、その周期は他の避妊法を使用してください。)
他のピルと注意事項はほぼ一緒です。

一般的に「飲み忘れ」が結構起こりやすいです。

1錠飲み忘れた場合、2錠飲み忘れた場合で対応が異なるので頭に入れておきましょう。

まとめ


以上、「マーベロン」についてでした。

本記事のポイントをまとめると、

  • 「マーベロン」は、エストロゲンが50μg未満の低用量ピルである。
  • デソゲストレル(DSG)とエチニルエストラジオール(EE)という2種類のホルモンが含まれている。
  • 他のピルが適用されない場合の、第2選択として考慮される。(血栓症リスクが他より高いという報告があるため)
  • 副作用には「マイナートラブル」と、「血栓症」がある。
  • 飲み方には2種類あり、28錠タイプの方が管理が楽。

こんな感じです。

第2選択として利用が検討されるお薬ですので、医師から提案された方は是非参考にしてみてください。

そして服用を始める場合には、血栓症により気を付ける必要があります。
自分の身体と向き合いながら、安全に服用していきましょうね。

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